LINE電話から見る今後の音声通話のスタンダードVoLTEとは。

2014/02/28
Written by: EISUKE
Category: IT

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LINEが音声通話を破格の値段で可能にするLINE電話をリリースした。最大で1分2円という現状の携帯電話の音声プランの1/20という値段で注目を集めていますね。

今までのIP電話とは異なり、自分の所有する携帯電話の番号で発信出来る(docomo以外)ため着信相手にも優しいシステムになっているのは間違いなく一定のユーザーは獲得できそうですが、VoLTEを考慮して考えてみました。

LTEで音声通話

一方でIP電話と言えば、各キャリアが水面下で進めているVoLTE(Voice Over LTE:ボルテ)というLTE回線でのVoIPを実現する技術があります。

先日、SoftbankがVoLTE時代を見据えた音声通話プランを出し、auの田中社長に「あれ、高いよねwww」と言われてしまったニュースがありましたね。

ソフトバンクの新プラン、KDDIは追随せず – ケータイ Watch

このVoLTEというのは、かれこれ6年くらい前から期待されていたのですが、各キャリアのLTEの整備が整ってきた今年2014年に各キャリアからサービスが開始されると思われています。

VoLTEは通常の回線交換方式よりも周波数の利用効率を高く、回線の利用ユーザー数を2〜3倍程度まで多くできることで回線の混雑などを解消できるメリットがあるんです。東日本大震災の時に経験した電話が通じないような事が軽減されます。

VoLTEの課題

ところで、各キャリアともLTEの整備がだいぶ進んでいるように見られますが、VoLTEを開始できそうですが、しないのでしょうか?

そこには、少し問題があるのです。おそらく皆さんも経験したことがあるでしょうが常時LTEで接続出来る状態は少なく、電波の入りによっては3Gになったりするでしょう。VoLTEではLTEから3Gになってしまうと通話が切れてしまいます。なので上手く橋渡し(CSフォールバック)する技術が必要になってきます。

VoLTEを実現するには3Gがちょっとお荷物になっているのですね。

こういった状況を考えるとLTEの人口カバー率が非常に高いauが非常にVoLTEへの道が近いように見えます。

VoLTEは安いのか

前述した、LINE電話は携帯宛で最安6.5円という破格プランを出しましたが、VoLTEではどうなるのでしょうか?

VoLTEの特徴として周波数の利用効率が上がるため、同じリソースで多くのユーザーが通話できます。すると必然的に1人当たりの費用は低くなるのが常識です。

Softbankの高いと言われた”VoLTEを見据えた”プランはデータ通信と音声通話を混同させたプランです。これはVoLTEを見据えたと言っただけで今までと同じ回線交換方式を使っているため全く安くはありませんのでシカトしましょう。

2014年からVoLTEを開始すると公言しているdocomoは、去年の6月に「1000円前後を目処に他社や固定電話との通話を定額にする」と定額制音声通話プランを導入する方針であることを日本経済新聞が伝えています。

ドコモが14年度に音声通話の定額制を導入予定。1,000円を軸に。 | MasterPeace21

auに関しては発表はありませんが、LTEに一番を力を入れているのでdocomo同様のプランを出し事は間違いないでしょう。またSoftbankに関しても同様です。

2014年はVoLTE元年になるか!

このようにLTEの整備が進んできた2014年は各キャリアのVoLTEの動向について注目することがキーポイントです。

LINE電話が一歩先に大胆な音声通話プランを発表しましたが、今後キャリアが出すであろう定額制音声通話プラン(1000円前後)を考慮すると決して破格ではない印象もあります。

今後のVoLTE(IP電話)の動向には目が離せなくなりそうです。。。

参考:第558回:VoLTE とは – ケータイ Watch


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